2011-10-01

皆々様、長らくご無沙汰いたしまして、申し訳ありません。

8月も過ぎ、9月も飛び越して、１０月になっておりました。

いやいや、7年間つきあっている愛しのパソコン君とさすがに倦怠期におちいりまして、手を触れ合うのも、目を見るのもお互いうんざり、どうしたもんかと思ってしばらく船旅にでも出かけてきました。

またこれからラブラブと、新たな一ページを綴りたいと思います。
お楽しみに


はい。ということで9月は約１０日間の「ふじ丸で行く、秋の日本一周クルーズ」に行ってまいりました。


今回の「美しい日本の歌」メンバーは前回と少し違います。またパワーアップした感じです。


右からでんでん（Ｖｎ）、泉さん（Ｖｃ）、藤村さん（Ｖｎ）、なもちゃん（Ｖｎ）、たつきさん（Ｖｃ）、みず穂（Ｓｏｐ）、けにちさん（作曲＆ピアノ）、島さん（Ｔｅｎ）です。

１０日間、正しくは９日間、２回の夜のメインコンサート、ほぼ毎日のアフタヌーンティコンサートとナイトメロディ、それから歌声広場、そしてその他あらゆるところでの演奏と、みんな読売旅行さんにまぁ、たくさん働かされてきました。

あ、誤解があってはいけませぬね、そのどれの演奏の機会も自分にとってはとてもためになるものでした。
感謝しておりますよ。


今回のお船は、まず台風に追いかけられて釧路行きが急遽函館に変更になるところから始まり、鹿児島からは強風にあおられて終わりました。

いやぁ、揺れた揺れた・・・・。全体が円を描くように揺れるんですね、あの大きなお船って言うのは。

何かをじっと見ている時が一番酔いやすく、何がきつかったって、自分のお顔を整えているときでありました・・・。眉毛書いては・・・ベッドに倒れこみ小休止、「あ～まだマスカラやんなきゃ・・・」と気合入れなおして片方やってはまた倒れこむ・・・・という状態になり、あわや、歌えないか？？と恐ろしかったですが、そこは、歌い手の根性が勝ります。発声をするなり元気を取り戻し、テノールの島川さん（通称：島さん）とともに元気はつらつと歌声広場をこなしてきました。

そこへ来ると楽譜をじーーとみるのが常のヴァイオリニストなんかは大変だったのでしょう、永澤菜若ちゃん（通称：なもちゃん）や伝田さん（でんでん）は時折白ーい顔をして練習から帰ってきたり、隣にビニール袋をぶら下げて練習したりしていましたね・・。

さらにさらに、楽譜を書くことがお仕事の作曲家西澤さん（通称：けにちさん）はもうあの揺れが大敵です。一番ひどい状態になっておりました。一番大変だったのが、毎日４０分はかけて作り出すという髪形だそうで・・・・何度も普通の髪でいいじゃんといいそうなりましたが、そこはけにちさんの譲れないこだわり！毎日誰よりも早起きして髪のお手入れに余念がなかったそうであります。そこは、雨にも負けず、風にも負けず、揺れにも負けず、といったところでしょうか。

て、ここでこんな人のプライベートなことをばらしていいのでしょうか・・・


旅の間は割りとおだやかな海が続き、我々も心おきなく演奏や観光や反省会という名の飲み会に勤しみました。


海は、大揺れも、雨も、強風もありますが、海の上で見る景色は格別だと思います。

函館の夜空の満天の星の美しかったこと
海に沈んでゆく夕日のまぶしかったこと、刻々と変わっていく朝焼けの神秘的だったこと。



自然の恐ろしさと美しさを、体感するこの一年であることよ。



船旅は、普通の演奏会と違って毎日をお客様とともに過ごすので、お客様との隔たりが解き放たれて演奏中もとてもいい対話ができます。
また今回も出会った人々がとても素晴らしい方々ばかりだったので、歌っていても楽しく、そして改めて勉強になることばかりでした。


「毎日の音楽を聴いていて、とっても元気が出たの。」と満面の笑みで言って下さったおばさまや、「あなたのその馬鹿みたいに明るい人柄に惹かれた」と告白してくださったおじさまや、「あなたの歌声を聞いてしびれちゃったわ」などと仰ってくださったご婦人や、「日本の歌の会のＣＤがでたら何十枚も買います！」と宣言してくださった紳士や、会うたびに「ありがとう」といってくださったおばあさまなどなど、あの温かな人たちのことは忘れません。

今回もよい音楽や人々に出会えたことを感謝して、そして自分自身が演奏家としてもっともっと成長して、また皆様とお会いできることを願って、世界遺産速玉神社でお参り。


みなさまに音楽と幸せが届きますように。



さ、今日でだいぶ疲れは取れました。
また明日からばりばりもりもり頑張ります！！！！

コメント 8

先輩♪
お船のお仕事お疲れ様です(^^)/
すごいですね～揺れにも負けず毎日歌ったんですか？
私は激しく乗り物酔いするので（時々普通の電車ですらｗ）、絶対無理です。
今ミラノでｳﾞｪﾙﾃﾞｨ音楽院を受験中です。
この間のイタリア語の試験にはぎりぎり受かりましたｗ
そしてあさってと明々後日が実技です♪
先輩といつか一緒の舞台で歌えるように、頑張ろうと思います！！
でわでわ～
by yuzupom (2011-10-03 05:07) 

おお！！！

ゆずこや。この前アルベリ先生のレッスンで聞いたよ。
がんばっているようで私も刺激を受けています。

ぜひ、がんばってくれたまへ。よい結果を期待しています。

お互い精進して、そのうち一緒にコンサート企画しましょう！！！！
by mizring (2011-10-03 22:41) 

　10日間の　アマチュアと身近に接しての
演奏と　歌唱指導　ごくろうさまでした。

　今回は　どなたも　このブログに気づかれないようですね。
　気づかれていたら　感謝感激の声が　いっぱい集まるはずですが。

　去年よりみなさんとお話しするチャンスが少なかったので
その点ざんねんでした。
　でも少しずつは　みなさんと話せました。

　偶然　なもちゃんさんが１人で練習されているところに行き会わせたら
気軽に話される方だったので　しばらく話し込んでしまいました。

　島さんともっと話したかったけど　機会があまりなかったので　残念でした。

　たつきさんに会うたびに「××師匠」を思い出して　ニヤッとしてしまいました。

　家内はでんでんさんに夢中で　10日には大阪まで聞きに行こうかといっています。

　最近　佐渡裕さん司会指揮の　題名のない音楽会をよく見ます。
　帰宅後に見た録画の中に　50年前に愛唱した　シベリウスのフィンランディアの中の　フィンランド賛歌　の演奏がありました。

　いくつかの歌詞があるようですが　演奏された歌詞は　50年前と同じ
「平和の歌」という歌詞でした。徽音堂で練習した歌で　一番好きなものです。

　今回はプールの時期でなく　ご一緒できなくて残念でした。１月からプールの会員になって通っています。

　来年は外国船に乗る予定ですので　お会いする機会はないでしょう。
　でもいつかどこかで　お会いできることを楽しみにしています。

　有名になられても　いまのキャラクターは保ってくださいね。
　
　
　
by ヨッシー (2011-10-06 12:27) 

ヨッシー様

コメントありがとうございます。
皆さん、慎み深いひそやかな方々なのでしょうか、コメント待ってますがなかなかありませんね～～（笑）

船は普通のコンサートと違い、お客様とのふれあいができるのが一番の魅力です。あの怒濤の楽しい日々があっという間に終わって、寂しさを感じる秋です。

私こそ皆様に、感謝感激なんですよ。
本当にありがとうございました。

ヨッシー様とは一年ぶりにお会いできて、お変わりない様子とてもうれしかったです。
今回はメインコンサートが二回あり、揺れも大きかったりして去年より余裕がない状態でした。ゆっくりお話できなくて残念でしたが、またお会いできると期待しております。


徽音堂はだいぶ改修されて変わりましたよ。お暇なときに行ってみてはいかがでしょうか。

私のキャラクターですか。はーい。いつも何かに楽しみを見つけて生きていきたいと思っています。

それではまた会う日まで、お元気でお過ごしくださいませ。
by mizring (2011-10-07 15:47) 

　お返事ありがとうございます。

＞徽音堂はだいぶ改修されて変わりましたよ。

　検索してみて写真を見つけました。近代的なホールですね。
　コシファントッテが上演できた理由が分かりました。

　昔はコウモリが出そうな場所でした。

　６月にすぐそばのM会館で、50年前のコーラスグループの集まりがありました。
　そのとき、昔みんなが好きだった歌を、思う存分歌いました。

　船に乗る予定が決まったら、ぜひここに書いて下さい。
　読売とは腐れ縁があるので、直前に言っても、席が取れるかもしれませんから。
by NO NAME (2011-10-07 20:46) 

ヨッシー　様

いやぁ、徽音堂はきれいになっても幽霊が出るとか出ないとか・・・・。
夜はやっぱり不気味です。

歌は船酔いにも効果的ということがわかりました。（メンバーの中でテノール島さんと私がどんなに揺れてもピンピンと動き回り、ビールもよく飲み誰より食べてましたから・・・。）ぜひぜひ思う存分歌い続けてくださいませ。

はい、私もまた船に乗りたいなと思っています。乗ることになったらこちらで発表しますね！
by mizring (2011-10-11 22:26) 

　またもお返事いただいたのに気づきませんでした。失礼しました。

　船でお会いした藤村さん、E師匠さんを今夜お見かけしました。
　16日に放映された題名のない音楽会の中でです。
　ただ、なもちゃんさんはわかりませんでした。お休みだったのかも。

　伝田さんも、古い録画の中で今日発見しました。
　各オーケストラのパートマスターが、指揮者なしでベートーベンの第七などを演奏する番組でした。

　みなさんの様子を発見するのは楽しみです。

　竹ちゃんマンさんはどうされているのでしょう。

　P.S.　毎回トップの、【演奏会情報】のところ10数行くらいがちゃんと表示されていません。
　今回だと、次のようになっています。

　　　　　　　　『里の秋コンサート』
金市文化会館　日時：11月１９日(土)午後２時開演
　　　　　　　　　入場料：1000円
ナーデ」よりあなたなしには、他ヴァイオリニスト平澤仁さんと共演しま　　　　す！　　　　　　お楽しみに[黒ハート]
穂(ソプラノ)

　広告が邪魔しているようです。スペースを空けるといいかもしれません。
by ヨッシー (2011-10-21 21:35) 

ヨッシー様

ありがとうございます。
コメントに気がつきませんでお返事が遅くなりまして申し訳ありません。
そうですね。私も自分のでみると広告と被っているのですが他の人から何も言われなかったので（検閲：母からも）私だけのトラブルかと思っていました。読みにくくて申し訳ありません。
スペース空けてみます。
なかなかこのブログの使い方がわからずうまくいきません。
パソコンは難しい・・・。
更新が遅れる一つの理由でもあります。
・・・・などと自分の惰性を棚に上げてしまいました。
いろいろ試してみます。
by mizring (2011-10-31 23:45)